6月6日、サッカーの日本代表はタシケントでウズベキスタンとW杯アジア最終予選を戦った。
開始早々に先制し、W杯出場は確定か、と思われたが、そこからウズベキスタンの反撃は始まった。
チャンスはかなり低いとはいえ彼らも必死である。W杯への思い、そして国民の夢、期待を背負い、
ホームの大声援を受けて戦う彼らに、日本は何度も危ないシーンを作られたが、最後まで集中を切らさず、1−0のまま試合終了を迎え、見事に来年南アフリカで行われる本大会出場を決めた。
「柔よく剛を制す」という言葉があるが、サッカーで例えるなら「柔」は技術になる。欧州のチームで言えば、昨年の欧州選手権で優勝したスペインが思い浮かぶ。卓越した技術、パスワークで勝ち得た勝利はまさに圧巻であった。しかし、彼らはただ「うまい」だけで頂点に立ったわけではない。柔の質を落とさずに剛の部分、局面での競り合いにも簡単に負けない、厳しさ、強さも追求し、兼ね備えたからこそ、欧州王者になれたのだ。
では、日本はどうだろうか。日本も柔の占める割合が大きく、パワフルというよりはテクニカル、「強い」というよりは「うまい」である。しかし、ここのところ、代表を見て思うことは「うまくなったな」というよりは「強くなったな」という印象だ。
ウズベキスタン戦は反省すべき点は多々あろうが、アウェーの地で誇りをかけ、全精力をかけた相手の猛攻をしのぎきることは決して簡単ではない。それはDF中沢や闘莉王といった屈強な男たちだけでなく、前線のFW岡崎からGK楢崎まで、日本がチームとして、「うまさ」だけでなく「強さ」を身につけ、メンタル面でもたくましく強くなった証拠ではないだろうか。
「柔」だけでなく「剛」だけでもない。さらなる高みを目指すべく、言うならば「柔も剛も制す!」。すべての面でのより一層のレベルアップを期待するとともに、W杯4強を心から期待したい。
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