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2011年も京都サンガのキャンプは、鹿児島県霧島市で行われた。新燃岳噴火により、出発前に多少の不安はあったが、サンガの拠点は火山灰を免れ、充実したキャンプを過ごすことが出来た。
指導者として臨むのはこれが3回目だ。立場が違うので当たり前なのだが、選手として臨むキャンプとはいろんなことが違う。時間の感覚もそうだ。選手時代にはキャンプ中「まだ何日残ってるよ」と思うこともあったが、今では「もう何日しかないのか」といった具合である。
そんな中、今回のキャンプ中に、地元の子供を対象にしたサッカースクール、そして霧島市長らをはじめ地元の人々が開いてくださる歓迎会などのイベントがあった。歓迎会はうれしく、サッカー教室で子供と触れ合うのも楽しいのは間違いないが、そういう時も、選手のころは「なるべく早く、明日に向けて身体を休めたい」という思いのかけらがあったことは否めない。しかし、今はそんな触れ合いを素直に心からうれしく感じるようになった。
その歓迎会の夕べが佳境にさしかかったところで、地元の人への贈り物として、サンガの公式ユニホームなどの抽選会が行われた。当選者はとてもうれしそうにしてくれたのだが、そんな中、小学3、4年生ぐらいの子供が見事、ユニホームを当て、「よっしゃ〜! うぉ〜!」という奇声にも似た喜びの雄たけびと共にガッツポーズ、そして最高の笑顔を見せてくれたのだ。それには会場に来ていた人も皆大笑い。これには選手もスタッフも関係なく、見ているだけでうれしくなり、元気をもらった。
いろんな立場の人が縁あって会場にいたわけだが、その時ばかりは全員がいい顔になっていたと思う。スポーツの成せる業、サッカーの成せる業、改めて自分はサッカーと関われて幸せだと感じた。同じ時間を過ごすなら、少しでも楽しい、皆が笑顔になれるようなシーズンにしたいものだ。霧島の子供たちがサンガを応援して良かったと、また最高にいい顔になれるように、今季も精いっぱい戦いたい!
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