カウントダウンが始まった。2006年の終わりを告げるとともにオレンジを纏って戦ってきた日々を心に刻みこんだ。
そして2007年への希望とともに、パープルを纏って戦う来シーズンを想い、心を躍らせた。
私は2007シーズン、京都サンガでプレーする。
サッカー王国と呼ばれる清水の地を踏んだのは19歳のときだ。当初は鹿島アントラーズから半年間のレンタル移籍で、
まさか30歳を超えるまでチームに在籍することになるとは想像していなかった。
清水で過ごした11年半を振り返ると、苦しいシーズンもあったが、多くの素晴らしいシーズンを過ごす事が出来た。
いくつかタイトルも獲り、日本代表に入る事も出来た。
サッカー選手としての喜怒哀楽がすべてここにあると言っても過言ではないかもしれない。
そんな清水でサッカー人生を全う出来ればいいな、そんな風に考えた時期もあった。
だが、その一方で、ある気持ちが芽生えた。「本当にこのままで良いのだろうか?俺のサッカー人生はここからだ!
もう一度、新たな環境で自分の可能性を試したい!」と。
そんな中、京都サンガFCからの誘いがあった。話を聞きに京都駅に降り立った時、自分の気持ちは固まっていたかもしれない。
そして、より良いチーム、強いチームになるために、チームは生まれ変わらなければならないと思った。
これから新たな京都サンガFCを創り上げるのだ、という思いとともに、京都でプレーすることで自分はもっと大きくなれると思い、
移籍を決意した。
私は今、31歳だ。でもサッカー選手としてのピークは本当に、まだまだこれからだと思っている。
ボールを蹴り始めた3歳のころから「今よりもっと上手くなりたい!」。ただその気持ちだけでここまで来た。
今もその気持ちに変わりはない。夢+情熱=無限大!自分の更なる高みを夢見て、情熱の限り、ボールを追い続けたい。
*毎日新聞 夕刊(金曜日/月一回)コラム『サッカーマインド』に連載中。 |