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  「何故だ?!」 2007年4月27日(金)

 4月25日、ホームの西京極で、サガン鳥栖とのゲームがあった。

 前々節の草津戦でドロー、そして前節の愛媛戦では0−3で敗戦、と嫌な流れできていたから、 この試合は本当に重要な1戦だと思っていた。
 個人的には少し前から練習でセンターもプレイするようになり、この試合では久しぶりにスタメン、 それもセンターでの出場だったので、本当に是が非でも結果を残したかった。

 だけど開始5分、相手のパスをスライディングしながらインターセプトした際に「ガツッ」って感じの音を右膝に感じて、 自分では「軽く膝が詰まったのかな?」くらいにしか思わずに、そのままプレーしていたら、 どんどん膝が浮腫んできた感じになって、力が入らなくなってきてしまった。
 そしてチームはまさかの失点、1点を追いかける展開になってしまった。

 たいしたことないだろう、と思っていた膝も、時間が経つにつれてどんどんおかしくなってきた。
 ただ1点を追いかける展開で早い時間でDFが交代するのはチームとして厳しいと思ったし、 悔しかったし意地もあったので、やれるとこまでプレーしたほうがいい、と自分なりに判断した。

 前半で1−1に追いつき、追加点は奪えなかったけど、残りの15分くらいは動くのがしんどくなってきてしまったので、 ピッチから秋田さんに「アップしておいてください」って、メッセージを送った。
 結局、久しぶりのスタメン、センターでの出場は残念ながら前半の45分で終了。 チームは後半、かなり攻め立てるも得点を奪えずにドロー。
 頭に浮かぶのは、とにかく「何故だ?!」だった、いろんな意味で。

 そして翌26日、膝の検査に行ってきたわけだけど、膝の中から血がだ〜いぶ出てきたわ。 まだ腫れがあるからはっきりと怪我の状況はつかめないけど、来週の火曜に再検査とのこと。
 ん〜、思っていたよか長引きそうだ、と思い、やや凹みぎみで家路についたんだ。

 そんなこんなで家に帰り、安静にしてアイシングを繰り返し、夕飯を食べた後、 何となくボーっとテレビを見ていたんだけど、いつの間にかその番組に引き込まれ、そして気がついたら泣いてたんだ。

 それは<奇跡体験アンビリーバボー>という番組で、筋ジストロフィーという難病にかかってしまった少年の話だった。
 難病に立ち向かう少年は、中学1年の10月くらいまでしか学校に通えないだろうと言われていたのに、 中学を無事に卒業することが出来た!
 本人の苦しみ、特に病名を聞かされてからの恐怖は計り知れなかっただろうに、 恐怖と戦いながらも日々を明るく、前向きに生きる姿勢に、ただただ感動した。
 その少年は先生との日記の中でこのような事を書いていた。

「身体が弱い僕は、人よりも強い気持ち心を持つように心がけている。身体も心も弱ければ何の生きている意味があるのか?」と。

 少しの怪我くらいでいじけかけてた自分が本当に恥ずかしかった。そして自分の弱さを知り、 改めて自分を見つめなおしてやろう、と思った。
 そしていつの日か彼のような本当に強い人間になりたい。
隆三


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